【口コミ・評判】RO逆浸透膜浄水器(コーウェイ、マーフィード、寺岡精工)

RO逆浸透膜浄水器は「海水から純水をつくる技術」として知られています。福島第一原発放射能漏れ事故が起きて、この浄水システムに注目が集まっています。

RO膜の穴は小さく、放射性ヨウ素セシウムなどの放射性物質をこしとることが可能です。販売やレンタルを行う主な企業としては、韓国ナンバー1のコーウェイ(coway。家庭用RO浄水器neos・ネオス)、寺岡精工(業務用RO浄水器ecoa:エコア)、マーフィード(r.o.ピュアウォーター)などがあります。

RO方式の浄水器システムを製造しているメーカーは、相次いで第三者機関による放射性物質除去実証試験を行い、合格したとアナウンスしています。


【コーウェイ】

コーウェイ社の第三者機関を使った実証試験成功はヤフーニュースで紹介されました。報道内容は次の通りです。

韓国Woongjin Cowayの日本法人であるコーウェイは4月18日、自社製品の家庭用逆浸透膜(RO)浄水器フィルタを用い、福島県福島市で採取した雨水をろ過する試験を実施した結果、放射性ヨウ素ならびに放射性セシウムに対する除去能力を確認したことを発表した。

・コーウェイ、家庭用RO浄水器フィルタで放射性ヨウ素/セシウムの除去を確認 (マイコミジャーナル) - Yahoo!ニュースより。


【マンフィード】

マンフィード社は、放射性ヨウ素のろ過の実証実験を第三者機関に依頼。試験に合格したと発表しました。報道内容は次の通りです。

株式会社マーフィード、『R.O.ピュアウォーター水自販機の放射性物質除去率』の調査結果を発表〜逆浸透膜飲料用浄水器の放射性物質除去性能について〜 | 広報支援・プレスリリース 配信サービス【@Press:アットプレス】

マンフィード社のr.o.ピュアウォーターは、スーパーに置かれている飲料水の自販機で知られています。元巨人軍の中畑さんは、被災地にマンフィード社の逆浸透膜方式の浄水器を寄付しました。


寺岡精工

寺岡精工の第三者機関を活用しての実証実験結果は次のように報道されました。

寺岡精工は3月30日、同社の逆浸透膜ろ過システム「ECOA」における放射性物質除去能力の検査結果を発表した。(中略)
今回、福島県飯館村役場の協力の下、放射性物質を含んだ同役場の水道水を原水とし、ECOAのろ過能力測定を実施、放射性物質の除去に効果があることが確認されたという。

寺岡精工、自社の逆浸透膜ろ過システムによる放射性物質の除去効果を確認 | エンタープライズ | マイコミジャーナルより。


【RO方式の浄水器放射能除去に有効】

一方で、「RO膜方式以外の浄水器では放射性物質の除染が困難」という実証結果が公表されました。

放射線医学総合研究所HP

放射線医学総合研究所は、3月24日〜3月27日に取水した千葉市内の水道水を使って、煮沸、炭、活性炭、中空糸膜フィルター、RO水(逆浸透膜)などの手段で実験を実施。その結果、RO水(逆浸透膜)以外では、効果がないか、効果が限定できであったとHPでアナウンスしています。

水道水の水質汚染のために浄水器を設置する場合、第三者機関による実証実験結果を踏まえて検討するとよさそうですね。